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38歳からのトライアンフ・ボンネビル
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バルブクリアランス調整で"バイク屋"に 後編
バルブクリアランス調整で岐阜のノースウィングJCへ訪問日記。

前編 に続き 後編 です。

昨日は同店の高田社長と岐阜美濃方面をツーリング。バイク屋の考え方、ユーザーとしての思うこと、などなど色々話をして楽しい時間でした。

ボンネをNWJCに預け、ホテルで一泊、翌朝9時から作業開始だそう。勿論9時から行きたかったが、あまりに はりきってるのをさらけ出すのもかっこ悪いw ちょいとコンビニで時間つぶして9時半にお店に伺いましたよ。

広いピットスペース
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9時開店で、僕が9時半にお邪魔したときには、既にピットでmotoボンネが着ぐるみ剥がされてました。はやいなー。

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NWJCのメカニック、高田明さん。
社長と名字が同じですのでお名前で。

ちょうどカムカバーを開けるところでした。
整備はこの方が全てやってくれます。2年前に来たときも、明さんがボンネに手を入れてくれました。
僕なんかが整備していると、ガッチャンガッチャン騒がしいのですが(笑)、明さんの作業は静かに、余計な音も立てず、ひとり黙々とやるのです。なんでしょ、オーナーとしての、この安心感。今回もまたボンネをよろしくお願いします。

作業工程の写真を撮らせていただくお願いをし、作業場の回りをウロウロ。。ウロウロ。。。。邪魔だよね(汗)と遠慮していたら、「motoさん、カムカバー外しました、この状態で写真どうぞ」って何か作業の起点になる度に手を止めて僕を呼んでくれます。ありがとうございます!

カムカバーを開けた状態。カムがむき出しになります。

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見えているギアに、クランクからカムチェーンを伝って動き、ギアから伸びている2本のカムシャフトが回転、カムが下の丸いタペット 〜 バルブを押します。

明さんが、ギアを入れた状態でリアタイヤをガチガチと回しています。
こうやってタイヤを回し、クランクを動かしてカムを調整するのにベストな位置にもっていっているんですね(たぶん、そんな気がしたw)

このオムスビ型のカムと、その下のタペット 〜 バルブの接点クリアランスが、今回調整するべく場所です。

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吸気(キャブ)側

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排気(エキパイ)側

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この隙間に金属の薄っぺらいゲージを入れ、コンマ0.mmの世界でクリアランスを規定値に調整していきます。ここからは、「なにこれ?なにこれ??」とやかましい質問君は口出しできないほど静かな作業が進んでいたので、細かい写真はありません。

しばらくボンネのストリップショーでお楽しみください。
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取り外したカムシャフト。交換するタペットシム。

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カムシャフトを取り外した状態。

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結果、吸気(吸入)側のバルブは規定値範囲内。
排気側が規定値よりオーバーしていました。

クリアランスを規定値にし、元通りに組み上げていきます。ヘッドカバーのガスケットは勿論新品に交換。オイル漏れがないように、エンジン側も面取りをして取り付けます。

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ここで社長が「これでまず乗ってみな」と、一度試乗しました。

十分に暖気して、お店の近所を周回します。
まず1速から、スロットルに反応する鼓動の感覚が気持ちよいです。気持ちよいって思っちゃっているのかな?いえいえ、これは普段から愛車の出す音、メカノイズ、吹け上がりの感覚等を意識していれば、必ず体感できますよ。なるほど!って。この感じをしっかり掴みたいから、このバルブクリアランス調整をする時は必ずノーマルマフラーでやるべきだと思います。ドカドカとした音にごまかされて、その「差」に体感が鈍るからです。

バルブクリアランス調整は完了です。

続いて、僕が自分で持ち込んだフロントスプロケット/18Tの取付もお願いしました。19Tから18Tにしてショートよりにします。

なんで?

今まではF19/R41で、ロングな足だったのですが、やはり発進での半クラの頻繁な使用、回転が落ちるとノッキングが始まるので、低中速でのシフトチェンジが忙しいのです。

そしてなにより盲点だったのが、高速は楽なのだが。いざ加速しようと思うと、回転数の上昇が遅いものだから、5速でマックスパワーを絞り出すのにものすごく時間がかかり、結果的には最高速に達しない。というか、ボンネの持つエンジン性能は、19T/41Tというファイナルに追いつかないというわけです。今回の行きの行程でも、やはり高速が楽しくない。楽は楽だけど、加速が鈍く、追い越し車線で他車を「抜く。。抜くぅぅう。。。」と我慢している時間が長い。

スプロケは、かなり前から「やはり18Tにしよう」と思ってBritish customsから手に入れてあった。しかし19Tに変えた時に自分のアホトルクで締めすぎて緩まなくなった(汗)スプロケナットにお手上げ、これはNWJCに行ったときついでにお願いしよっと♪と持ち込んだわけです。


これだけあちこち外して整備しているのに、床に工具が一つも落ちてない!

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これってすごい事ですよ。工具使ってないんじゃないの??? 素手か?!
僕なんかそこらじゅうにソケットがコロコロ。。。コロコロ。。。
あれ〜〜〜 13mmはどこいった〜〜って(汗)

明さんが黙々と作業してくれている間は、僕らはピット前のテーブルでおしゃべりに夢中です。
この日は、岐阜のスラクストン乗りのsatomiさんがお店に。昨晩「岐阜にきてますよー」とブログ経由で連絡したら、お仕事の合間をぬってかけつけてくれました。彼とも2年ぶり。というか2年前は僕はボンネ初体験で来店、satomiさんはNWJCの常連さんツーリングの帰りでした。その時はお互い挨拶もせず、なんとなく相手のバイクだけは覚えていて、その後偶然、僕のブログに来てくださいました。

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自分のバイクがピットで整備されているのを眺めながら、天気の良いテラスでバイク談義。もう最高です。これ以上なにがある!って時間ですよ。

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お店にあるバイクたち。
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どれもこれも持って帰りたい純正消耗品(笑)

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お馴染みのWPスプリング。

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このプログレッシブスプリングのウンチクも社長に聞いてきました。
ほーー。なるほどね!と今更理解することもあったり(汗)
これはまた後日記事にします。

14:00くらいに作業も終わり、ボンネが手元に戻ってきました。

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明さん、まだ2回しか僕のボンネを診てもらっていませんが、いつもありがとうございます。作業を待っている間、ずっと僕の相手してくださった高田社長、satomiさん、いつもオイルの注文でメールのやりとりだけしているデスク?の伊藤さん、大変お世話になりました!

ボンネにパニアを戻して、せこせこと帰り支度をしていたら、社長がお土産をくれました。

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エキパイのフランジナット!しかもクロムメッキ!

「帰ったら自分で交換しなよ」って。

僕のボンネのフランジナット、SeptBackエキパイの脱着で、なめまくり錆びまくりなのを、密かに見てたみたい。

明さんがTriumphの純正パーツ袋に入れてくれました。
なんか嬉しいです。ほんとうにありがとうございます。
まんじゅうでもない、ビール券でもない、フランジナット。

2年前の今日と同じです。
こちらは何も言ってないのに、この人たちは客のボンネを隅々まで見てる。

帰りは旧東名を使いました。

旧東名は、行きの新東名よりも道にも風景にも表情があり、サービスエリアも雰囲気があって好きです。なんだかあっという間に横浜に戻ってきました。
スプロケを18Tに落としたおかげも大きく、加速の乗り方が理想的になり、高速が別の論点から楽ちんに。楽しくてずっと140巡航(単位はないしょ)

勿論スプロケは19Tよりは高回転型になるので、100km越えだと回転数は500rpmほど上がります。でもノーマルサイレンサーならあまり気にならないかな。TOGAだったりすると、ドッコドッコするのをまた求めちゃいそうだけどw

これで予定していた長期点検のメインメニューが終わりました。

バルブクリアランス調整:10200円
カムカバーシール   : 3200円
タペットシム     : 985円

全て税別


と思ったら最近リヤブレーキが少々引きずりぎみに。。。。

またやることが増えて、むしろ楽しみですけど。


お節介もしれないが、わざわざこのバルブクリアランス調整のレポを2回に分け、面倒な話を並べてきたのにはmotoなりに意味があってなのでお話しします。

このNWJCにバイクを持ち込んで診てもらう場合、決まりは何もないけど、僕はマフラーをノーマルにして行くことをオススメします。音にごまかされる事はかなりあります。
やはりストック状態のバイクの状態を知るには、可能な限りストックに近づけて診断するのがベストだし、手を入れる側にとっても理想的な作業環境になります。

NWJCは、ノーマルの持つ本来の性能を120%引き出すための調整、改良をバイクに施したいというお店。それをまず理解することが大事だと僕は思います。
自分のボンネビルを、自分のバイクを理解、見てほしいと思うなら、相手がいることはどんな事でも同じように、客である我々も相手の考えをまず受けて理解することは必要だと思います。

僕は2年前の訪問の時も、このお店がバイク屋として目指していること、バイクとどう向き合っているかを、お店のホームページのバイク整備に関する様々なコラムを全て読んで、なるほどこういうお店か、と吸収してから行きました。それはその考えに賛成とか反対とかじゃなく、まずは相手を知ることが大事だと思うからです。

評判を噂で聞いたとか、ただ良い人だから、サービスしてくれるから、整備の腕があるようだから、とかで行っても、たぶん全然楽しくないと思います。それは同じようにお店の人も楽しくないはず。

自分のボンネに、何が理由で、何をしてほしいかをちゃんとお店に伝える。それくらいは、自分の言葉で言えるようになりたいものです。そのためにも、僕らは日々ボンネを愛してあげること。親が子どものこと知らないでどうする!って(笑)


今時ガンコで、優しくて、バイクが大好き。
そんなバイク屋だとmotoは思います。


そのボンネのキャンプ、こんど誘ってよ、行きたいな、と言われました。H de T発の、トラディーラー参加?(笑)


ステムベアリグなどの自己流交換歴を話したとき、社長が「そうそう、いろいろやればいいんだよ、やりたいと思ったら、わかんなくても、自分でバラしてみて、考えてみる、失敗しても、そうやってバイクと付き合っていくのがいいんだよ」って言ってました。

高田社長から、サンデーメンテのコツを色々聞きました。
へーーっ間違ってた!ていうのもあった。
「こういうの、みんな知りたい事でしょ、君のブログに書いてやってよ」って。

それもまた、後日記事にしようと思います。


おしまい。

ちょっとめどくさい記事になっちゃったかな。ごめんなさい。


あれ??あんた出張の合間じゃなかったっけ?
横浜に帰っちゃったけど?

そうなんです。奈良出張だったんです。
いきなりクライアント都合でドタキャンになりました(笑)

なので単なる岐阜旅行で終わり!

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by motor-moto | 2013-03-13 22:19 | Bonnieメンテナンス
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