5月に開催を企んでおります、
「ボンネビル・はじめましてdeツーリング with キャンプ! 」ですが、4回目の今回はタイトルの通り軽いプチツーリング後にメインイベントとして「キャンプ」を行う予定です。
普段からキャンプ慣れした人には「オッケー行きまーす」な事かもしれませんが、おそらくキャンプは「やったことはあるけど道具は持ってない」という人も多いはず。
で、
超おせっかいかもしれないが、なんとなく「バイクでキャンプ」のイントロダクションを記事にしてみようかと。もし参加したい!と思っている人で、キャンプ道具の知識の無い人で、これからキャンプ道具を揃えるのにある程度参考になれば!
(注:ボンネと同じく、僕はキャンプのインストラクターでは無いのであくまで私見です。
今回は一括りにキャンプといっても、ファミリーキャンプではなく、ツーリングキャンプです。ファミリーキャンプのように大きな1つのテントにみんなで仲良く寝るわけではありません。つまり、道具の揃え方としては「ソロ(一人)キャンプ向け」ということになります。それぞれのソロテントが所狭しとキャンプ場に集結し、そこに"ボンネビル村"ができるのです。で、ソロキャンプの要点をいくつかメモしておきます。
・自分の求める生活は、自分でできるように備える
・寝るため、食うため、に必要な道具を考える
・夜は暗い
・季節は春だが夜は冷える
・食い物は作らないと無い
この記事を読んでいる人は、完全なキャンプ初心者〜ちょい経験者と仮定して、ケース分けして「あくまで参考」の道具を紹介します。
ケース-1
「今回限り」もしくは「安いなら1つあってもいいかな」
ケース-2
「ソロキャンプに興味有り」「道具にちょい凝り性」
ケース-3
「ファミキャンは慣れてる。ソロキャンを少し本気で始めたい」
ソロキャンで揃えるべき道具類
テント (ソロ用サイズ)
シュラフ (寝袋)
ストーブ (携帯コンロ)
クッカー (調理鍋セット)
ランタン (灯火器類)
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■テントについて
1人~2人用を準備。収納サイズが自分のバイクに積めるもの。
ケース1の人
価格帯5000円~10000円の2人用安価テント。
キャプテンスタッグ リベロ ツーリングテント
ロゴス ツーリングドーム-L
ケース2の人
価格帯10000~20000円の1人用~2人用テント
Coleman ツーリングドームST
ケース3の人
価格帯20000円~ の1人用~2人用テント
モンベル ムーンライトテント 1型or2型
モンベル ステラリッジテント
スノーピーク ランドブリーズソロラージフライセット
アライテント・ライペン エアライズ1
値段が上がると、何が変わるかとというと、
・総重量の軽量化(幕素材・ポール素材)
・テント幕の耐水圧・撥水性
・風に強い
・耐水シッパーや換気機能の向上
・適応シーズン別のラインナップ
・アフターケアのよさ(メーカー)
・テント全体の耐久性
僕の考えでは1泊〜2泊程度の使用が多いなら、収容人数と使用人数はなるべく比例したほうが良いです。2人用は広くなって快適ですが、その分、
冬はテント内の保温力に大きく影響します。同時にパッキングサイズも大きくなりますが、登山ではなくバイクなのでそこはあまり神経質にならなくてもいいかも。ご自分のキャンプスタイルにあったテントを選びましょう。勿論「3000mの高地なんか行かないけど、どうせなら良いモノを」という事でも良いと思います。よく「最初だから一番安いモノを」って言いますが、ケース2~ケース3くらいの人は、最初からある程度長く使える品を買うことをオススメします。ここで言う、
長く使えるモノ=耐久性の高いモノ・高級なモノ、の限りではありません。趣味の範囲での「長く使える」という事は、
「長くその道具を愛せるか」という事だと思います。実際、僕の愛用テントの
MSRのZoid-2も既に旧型で値段の割にスペックは古いです。今は同じ値段で更にハイスペックなテントが買えますが、僕はこのテントがなんだか好きなんです。
ということで、お好きなテントを選んで下さい。
テントの購入と同時にそのテント専用下敷き(グランドシート)もあった方が良いです。ビニールシートで代用しても良いです。無いとテント底面が泥だらけ&湿気に困ります。
他にも個性的なモデルから色々。
こちらに。
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■シュラフ(寝袋)について
いわゆる布団です。これもテント選びと同じ考え方で良いです。
何より大切なのは
「使う時期の気温の中で、快適に眠れるか」です。今回のキャンプは
5月中旬/標高1000m前後。夜~朝の気温は平均で5度~10前後です。1500mを超える場所ではまだ0度もあるでしょう。シュラフには全てこの「快適睡眠温度」なる表記があります。基本的に平均的な寒冷期もカバーしつつ3シーズン対応のモデル(-5度くらいから~)を選べば他の季節も使えるので良いと思います。例としてモンベルだと#2という型番のシュラフに値します。それでも寒ければシュラフの中で上着を着れば良いのです。夏の低地では、何ににせよ暑くて脱いじゃいます(笑)
ケース1の人
価格帯5000円~の安価シュラフ
ロゴス(LOGOS)アリーバ 6
THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)WASATCH
ケース2の人
価格帯10000円~のシュラフ
ナンガ(NANGA)ポーリッシュバック250DX
ビッグアグネス スラヴォニア
ケース3の人
価格帯15000円~のシュラフ
モンベル・スーパー スパイラルダウンハガー #2(天然ダウン)
モンベル・スーパー スパイラル バロウバッグ #2(化繊ダウン)
イスカ(ISUKA)ダウンプラス ポカラ
シュラフの値段は使っている素材と、保温効果が高くなればなるほど値段が上がります。つまり、安いもの=初級という決まりではなく、上級モデルでも夏用の薄いモデルはそれなりに安かったりします。
・・・・・・・・・・・
★シュラフの中身となる、天然ダウンと化繊ダウンの違い
天然ダウン
メリット:少ないダウン量でも暖かい。ダウンが少なくて済むので収納サイズも重量も小さい。
デメリット:一度濡れたら乾燥に時間がかかる。長期保管の環境、メンテに少し気を遣う。
化繊ダウン
メリット:ほぼノーメンテで良い。多少荒く扱っても大丈夫。濡れても乾燥が早い。
デメリット:天然ダウン比で約2倍のダウン量を必要とするので、収納がかさばる。
・・・・・・・・・・・
最近では、取扱のしやすさからハイスペック化繊ダウンの人気が上がっています。でも収納は天然ダウン比で約1.5倍の収納サイズです。バイクに積めれば収納サイズは気にしなくても良いと思います。なるべく適用気温の広いもので選んで下さい。
これで「寝る」ための道具は揃いました。次は「食べる」ための道具です。
キャンプなので食べ物は作る、もしくは買ってくる。です。カップラーメンを食べるにしてもお湯を沸かさなくてはいけません。目玉焼きを焼くならフライパンが必要です。ということで、せっかくなので作りたい、と思う人は、ストーブとクッカーが必要です。(ソロキャン向けの)
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■ストーブについて
ストーブとは、キャンプ用の調理コンロのこと。
大きく分けて「ガスカートリッジ式」と「ホワイトガソリン式」があります。
ここでは主に「ガスカートリッジ式」を紹介します。
ケース1の人
価格帯3000円~のストーブ
キャプテンスタッグ オーリック小型ガスバーナーコンロ
EPI QUOストーブ
ケース2の人
価格帯5000円~のストーブ
SOTOマイクロレギュレーターストーブ
Coleman(コールマン)F-1パワーストーブ
スノーピーク ギガパワー・地(オート)
ケース3の人
価格帯7000円~のストーブ
プリムス 153ウルトラバーナー
プリムス エクスプレス・スパイダー・ストーブ
ストーブは値段があがることで何が変わるか--
・耐久性
・火力
・高地での燃焼性能(空気が薄い場所)
・メンテナンス性
これらを使うには
燃料が必要となるのですが、基本的には全商品同規格(メーカーではそうは言ってないが)の
「ガスカートリッジ式」モデルを選ぶことをオススメします。お湯を沸かす、何か焼く、くらいはどのモデルでも大差なくできます。もっと安価なものでは固形燃料を使ったモノもあります。1000円前後です。
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クッカーについて
調理鍋であり、食器であり、コップであり・・・。
クッカー(またはコッヘル)とは、最低限の調理に必要な鍋やフライパンがスタッキングされている器具の事です。これについては、ケース別けはしません。どれも同じような値段であり、同じような素材だからです。
こちらにも色々載ってます。
収納袋が付属しているか、折りたたみの取っ手はモロくないか、後は使いやすい大きさで選べば良いと思います。大きさはセット内容で様々ですが、基本的には蓋がフライパンになり、後は大小の鍋がスタッキングされているという構成です。一番小さい鍋はコップ代わりにも。カップラーメンのお湯と同じ量を量れるモノもあります。クッカーとかコッヘルとか呼びます。素材については、アルミ、ステンレス、チタンが主な素材です。アルミは熱伝導率が高く、鍋全体に熱を必要とする炊飯や鍋物に向いています。でも衝撃には弱い。ステンレスは錆に強い。一方、チタンは頑丈な耐久性と軽量である事を売りにしています。熱伝導率はアルミより低いです。ビールなどの冷たい飲み物を飲むには、冷却維持に優れたチタンが向いています。最近はチタンの弱点である熱伝導率を上げるために
鍋底にアルミ粉を吹き付けた優れものもあります。EPIのクッカーなどがそうです。僕も使っていますが、少量のお米でも炊飯器より美味しく炊けた。値段はどれもそんなに高くないので、スタッキング構成と素材、
収納サイズを考えて、好みのモノを選べば良いと思います。
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ランタンについて
夜に使う灯火器具です。
これは、どれだけ趣を重んじるか(笑)によります。。。
というのも、昔からキャンプといえばガソリンランタンorガスカートリッジランタンと決まっていましたが、最近では
LEDランタンなるモノも普及しはじめ、登山などでの携帯性の高さや環境保護の観点からも普及しています。でも、ボ〜っと光を放つランタンの灯りのもとで仲間と談笑する雰囲気は、キャンプならではのもの。やはりここはガスカートリッジ式ランタンもご紹介します。(ガスカートリッジはストーブにも使用できます)
ケース1の人
LEDランタンもしくは非常用の自立式懐中電灯で代用
エーワン ランタンライト 家庭向け非常用
GENTOS(ジェントス)エクスプローラー ランタン EX-837NX
ケース2&3の人
7000円~のガスランタン or 高機能LEDランタン
ブラックダイヤモンド・オービット(LED)
PRIMUS(プリムス)IPー2245A(ガスランタン)
スノーピーク・ギガパワー ランタン天 オート(ガスランタン)
バイクへの積載なので、全て小型なモデルをチョイス。他にも色々あります。光量はそれぞれの製品に記載してます。ガス式のは連続使用可能時間(燃費)を、LEDは機能やデザイン、ブランドで選べば良いと思います。
と、ここまで上げた道具があれば、ソロキャンプはできます。とりあえずテントとシュラフ(寝袋)は必須であり、値段もそこそこするのは避けられないですが、ストーブとクッカーは最安値のモノを選べば2つで6000円くらいに収めることもできます。シュラフ(寝袋)は殆どのキャンプ場でレンタルもあり。(週末在庫は不明)
仲間と道具を持ち寄っても良いと思いますが、道具の揃え方はどうであれ、可能な限り
「自分の生活を自分でできる状態」をつくる事は大事です。それがベースの上で道具を持ち寄って「みんなでワイワイ」が楽しくなると思うのです。自分のバイク、自分のガソリン、自分のヘルメット、と同じですね!
最後に
あると便利グッズ&必要な消耗品
■便利グッズ
折りたたみ式のミニチェア
シュラフ用マット(防寒)
万能ナイフ(調理にもなんでも)
スタッフバッグ(積載用の収納袋)
ライター(ストーブ・ランタンの着火)
ハンマー(テントペグ打ち用:石でも良いけど)
■消耗品(1泊分)
ガスカートリッジ×2缶
ランタンのマントル予備1~2枚(ガス式ランタンの電球みたいなもの)
コンビニ袋(ゴミ捨て用)
軍手1
誠に自分勝手にソロキャン道具を紹介しました。個人的なオススメ度が高いモノもあれば、そうでもないモノもあります(笑)ここに上げたのは一例なので、ネットで色々調べてみて下さい!
以上です。いかん。。。自分がまた色々欲しくなってきた!
こんな感じで積みます!ボンネでソロキャンの
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