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38歳からのトライアンフ・ボンネビル
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ベアリング脱着作業用の特殊工具たち
連日、一夜漬けのウンチクをUPし続けております、ボンネビルのベアリングネタ。
今回はベアリング交換のための脱着ツールが届いたので、作業前に工具をご紹介。


まずベアリングを外すために。。。。

パイロット・ベアリング・プーラー(ホイール・ハブベアリング用として)

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この宇宙人の足みたいな3本爪を、ベアリングの内径に入れて引っこ抜きます。
でもこの3本爪タイプよりもこっちの筒状のセットタイプ↓の方が作業は確実らしい。
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でもこれ、高いんです・・・・お値段はハスコ—というホンモノが4万円オーバーで、廉価品でも1万円します。三本爪タイプ(2980円!)でうまく行かない場合は裏からドライバー挟むとか工夫すれば、なんとかなるらしいので、今回はお試しで安価な方で(笑)

実績:3本爪タイプ、ホイールハブベアリング交換には全く使い物になりません(笑)2番目の筒状のモノをオススメします。

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ほとんど溝がない。なんか不安になってきた。やっぱり298な格安品じゃあダメな気が・・・
高い方、買おっかな・・・・。まずはステムベアリング交換からなので、ホイールハブはグリスアップしたばっかりだし、また次かな。。


そして・・・
ストレート製・ベアリングレースリムーバー(ステム・ベアリングレース用)

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こいつをトップチューブの中に入っているベアリングアウターレースの爪に引っかけて、鉄棒などを入れて叩き落とします。(叩き落とす工具ってのが、工具らしくなくて面白い)この道具はストレート社オリジナルみたい。上記のパイロットタイプでも出来そうですが、下手をするとトップチューブの縁を壊しそうなので今回は安全パイを。
マイナスドライバーなどでレースの爪を叩いて落とす方法もあるようですが、その「爪」がどれだけ露出してくれているかによります。しかもその叩きに使ったドライバーは今後使い物にならなくなります。

ま、どっちにせよ「叩き落とす」は変わらない力業ってことです(笑)

更に・・・・
最大の難関、ステムのボトムブラケット(シャフト)に圧入されているアンダーベアリングの取り外しにはこれを使います。
ギアプーラー
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このセット、なんだかえらく大げさですが、バラバラになっているだけです。本来はミッションなどのギア周辺を分解する工具ですが、今回はこれを流用して使います。

ちなみにデフォルトの使用方法は、こうやって使います。
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今回は、2番目の図の組み合わせに、更にロッドを延長して先端の2本の爪を内側向きに変えて引っ張り上げる方法を試します。(解りにくいと思うので詳しくは実作業レポで)

こんな感じの特殊工具を使わない場合は、タガネやマイナスドライバーを当ててハンマーでベアリングをガンガン叩いて、バールでこじ開けるように「破壊」して外します。しかしこれは結構リスクが高く、ステムシャフトを傷つけてしまいそうなしんどい作業です。今回はこの工具でどれだけスマートにできるでしょうか。。。ベアリングの隙間の少なさによっては、これでも外れない事もあるとかないとか。。。そんな時は・・・壁にぶつけてブッ壊します(笑)


さて、ベアリングが無事外れたところで(まだ何もしてないが・・・)

今度は新しいベアリングを取付(圧入)する道具の出番です。

ベアリングの取付は、抜いたものを新品に換えて元通りにするだけですが、ガンガン!バキバキ!と外したものは、当然戻す時も「パコッ」と簡単にはめられる分けもなく、同じように「力業」になります。

今回入れ替えるアンギュラボールベアリングの場合、「ベアリングの圧入」という作業は、正確には「ベアリングレース(アウター&インナー)の圧入」になります

ボールベアリングは、上下ともにフレームのトップチューブ内側に入るアウターレース(ボールベアリングの受け皿)と、ステムシャフトに差し込まれるインナーレース(ボールベアリングの軸となる)にサンドイッチされている構造です。

参考写真(アンギュラボールベアリング上側)
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写真のベアリングの下側がアウターレース(トップチューブ内側へ)、上がインナーレース(ステムシャフトへ)です。
このアウターレースをトップチューブ内側に圧入するための道具がこちら。

ベアリングレース・シール用ドライバー
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ベアリングレースの外径サイズにあった、この円形のカラーを使って、ハンドル部分をハンマーで叩いてトップチューブ内側に叩き込んでいきます。こんな感じで組み合わせて。

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これも、手持ちのラチェットレンチの巨大ソケットなどでサイズが合えば、それを当てて叩いていくことでも作業可能ですが、そんなバカでかいサイズは何個も持ってません。このセットは世の中の代表的なベアリングの外径(中間サイズ域)に対応するサイズがセットになっています。(若干ずれはありますが)

ま、どっちにせよこれも「叩き込む」事には変わらない力業ってことです(笑)

例えば直径35mmの鉄の穴に、直径35.5mmの鉄棒を押し込むようなものですから、指で押しても入るわけがないのです。抜く時も同じです。

すっかり忘れていたのですが、これらにプラスして、鉄パイプが必要になります。作業がうまく行かなかった時に、ストレス解消に誰かをブン殴るための武器ではありません。
ステムアンダーブラケットのシャフトに下側のベアリング・インナーレースを圧入するために、インナーレースの同径内サイズの鉄パイプを使うのです。これは週末にでもホムセンでgetします。

と、いうわけで、ステアリングステム回りのベアリング脱着や、ホイールベアリング脱着には、色々特殊工具が必要なわけです。

これらを買い集めたお値段は、それほど高額でもなく合計15000円ほどです。
しかし、同じ用途の工具でプロ用の高級工具になると合計で6万円〜8万円を超えます。そんなもん買えません。。。。

これらの工具は、

パイロットベアリングプーラー:ストレート社
ギア・プーラー:ストレート社
ベアリングレースリムーバー:ストレート社
ベアリングレースシールドライバー:ストレート社

を購入しました。

ベアリング交換の実作業レポートでは、作業内容がメインで工具の説明まで同時にレポしきれないので、先にご紹介しました(笑)さあ、次回は実作業です・・・・メンドクサ・・・・。
おそらく、使い物にならん!ってな工具も出てくるかと。。。


と、ブログアップ中に、別途注文していたベアリングが届きました。
左側が、耐久性重視のテーパーローラーベアリング(NTN製)
右側が、今回採用するアンギュラボールベアリング(KOYO製:スズキ純正)
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アウター・インナー・まったく同じサイズです。(よかった!)
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確かにテーパーローラーベアリングはローラー部分がアウターレースでフルカバードされているので、グリス粘度の保持も含め、とても頑丈そうです。対してアンギュラボールベアリングは下半身ムキき出し君です(笑)

試しに手で回して見ると、アンギュラボールベアリングの回転のスムーズさは、テーパーローラーベアリングとは比にならないくらいです。。。すごい。。
アンギュラボールベアリングはスッと回すと、故意に止めないと勝手に回り続ける軽さですが、テーパーローラーベアリングは手で回しても、手を離すと同時に止まります。(今仮に塗られているグリスの状態の違いもあります)


アンギュラボールベアリングについてのウンチクはこちら

これはちょっと期待できますぞ・・・・。

ちなみに、テーパーローラーベアリングはインナーレースとベアリングローラー部分が一体型なので、ベアリング部分の裏側へのグリスアップが大変ですが、アンギュラボールベアリングはインナーレースが外れるので、ベアリング部のグリスアップが容易です。

そしてこちらが、前後ホイールハブ用のボールベアリング。
NTN製 6303LU
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あれ、5個頼んだっけか?5箇必要だったっけ?忘れてしまった。。。

追記:5つのうち1つはステムベアリングの上側でした(汗・)

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by motor-moto | 2012-01-27 20:56 | Bonnie工具・ケミカル | Comments(4)
Commented by silva at 2012-01-27 21:50 x
こんにちわ。
ベアリング交換作業興味津々です。ボクにはホイールベアリング交換までが限界でしょうけど(汗
それにしても日本製のベアリングって凄いらしいですね。例えば釣り具でもリールなんかこんなトコまでベアリング入れる必要あるの?ってくらい入ってますし。

ちなみに今日、昭和通りでお見かけしました(笑
スゲー良い音してましたよ!!
Commented by motor-moto at 2012-01-27 21:53
silvaさん、え!マジで??
確かに通りました。仕事で隅田区に行った帰りでした(笑)
こわいこわい・・・・。
Commented by sho at 2012-01-28 00:11 x
続々工具がそろってますね!!
こいつがあればオーリンズなんかのサスペンションのカラーサイズ変更もできそうですね!他車流用が容易にできたり…しそうですね?
Commented by motor-moto at 2012-01-28 00:35
shoさん、そうですね。カラーを抜くのは簡単ですね。もっとも、肝心のホイールハブベアリング抜きに適しているかといば、そうでもない気がします・・・プロ用は4万円越え、廉価品でも1万円。。。。。
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