MYボンネビルの
ステムベアリング交換計画のための、新しいベアリングが届きました。
スズキ純正部品です。ツルツル!スルスル!です(笑)
この
アンギュラタイプのボールベアリングは、ベアリング
接点がボールなので「点」です。対して、耐久性で長けている
テーパーローラーベアリングは、ボール状ではなく縦長のニードル型のベアリングなので「面」です。
こちらテーパーローラーベアリング(ニードルローラー型)
今回のアンギュラボールベアリング
接点が「点」による抵抗減のおかげで、ハンドリング性(軽さ)では耐久性重視のテーパーローラーベアリングに勝るこのアンギュラボールタイプを今回は試してみたいと思います。例えばセルフステア活かす場面(小さな交差点、Uターン、取り回しなどなど)では、そのハンドリングの扱いやすさの違いは歴然だそうです。(あくまで、だ、そうです)
耐久性は毎週オフロード耐久レースでもやらない限り、差ほど気になるものではないように思います。実際、現行のSSバイクなどはアンギュラボールベアリングを採用しているものも多いそうで、ボンネビルでも年式なのかモデル違いなのか不明ですが採用ベアリングは両タイプあるようです。
でもMYボンネはステアリングダンパー付けてるので、そもそも「軽さ」の効果はないかも?
余談ですが、カメラのライカ用では有名な古いレンズで、「スーパーアンギュロン」という広角レンズがあるのですが、名前が似ています(笑)カタチのもこんなカタチです(笑)
ベアリング購入に際し、ネットを駆使して世界中のボンネ情報で調べたところ(ディーラーに聞けば良いじゃないか・・・)ボンネビルのステム上下の適合ベアリング(テーパーローラータイプ)は、老舗国産ベアリングメーカーNTN製だとパーツナンバーは。。。
上側「32005」 内径25mm/外径47mm/組み付け幅15mm
下側「32006」 内径30mm/外径55mm/組み付け幅17mm
だということです。
で、このサイズと同じアンギュラタイプを探しました。
しかし、NTN製ではアンギュラタイプの製造が無いため、アンギュラボールベアリングを製造している同じくベアリングメーカー老舗のKOYO製となるわけすが、これもまたバイクメーカーからのステム専用の特注部品のため、供給先であるヤマハかスズキの純正部品として取り寄せる必要があることがわかりました。
国産純正部品はいつものwebikeさんで購入です。
国産メーカー&ハーレーなど全て取り寄せできて、注文から2日で届きましたよ。
純正部品ページでまずはパーナンバーで見積申請→その後決済です。
トライアンフ純正品がどこのメーカーのベアリングを採用しているかわかりませんが、基本的にベアリングというのは様々なサイズがあるにせよ、そのサイズは「世界規格」的なものであり、今回のように国産メーカー品で規格が合えば、比較的手軽に安く手に入れることができます。おそらくトライアンフのOEMベアリングも日本製だと思いますが。。。ディーラー部品になったとたんに時間と値段が変化すると思われます。。。実際、中身は全く同じモノでも、ヤマハ純正部品よりスズキ純正部品の方が安かったです。
このサイズのベアリングは、当然ですが日本車のバイクにも多用されているので、他のバイクで購入・交換・使用経験を綴った方々のブログなどを参考にして、僕が購入したベアリングは・・。
スズキ純正部品
ベアリング上 09267-25009 (25×47×15)
ベアリング下 09267-30010 (30×55×17)
ダストシール下 51644-12C00
ダストシール上 51643-40502
という部品番号で取り寄せました。
やってみたら合わなかったりして・・・・
みなさま、僕が作業終えるまで、今回の記事を信じて先にベアリングを購入しないでください(笑)バッチリ適合したら、OKです(笑)
そして別のベアリングショップから、前後ホイールハブ用のベアリング(先日グリスアップした)と、もろもろ確認勉強のためにも
前述したステム用の「テーパーローラーベアリング」の上下も取り寄せました。値段はどれも600円〜1700円ほどです。
ボンネビルの
ホイールハブベアリングについては、
NTN製ですと
6303LU(フロント×2・リア×2)
というモノが適合します。というか、僕のボンネビルには現在そのベアリングが入っていますので、同じモノを注文しただけです。
スプロケットハブダンパーやスウィングアームピボットにも、この6303LUとは違う型番のボールベアリングが入っているのですが、型番、サイズを確認できていないので、まだ発注していません。
日本が誇るベアリング技術、間違い無く「世界一」のニッポン製です!
と、これに合わせて、ベアリング交換に必要な工具類、などなどを集め始めました。
ハブベアリング用のパイロットプーラーキット
ストレート製ステムベアリングアウターレース・リムーバー(叩き出し用)
ステムアンダーブラケットのベアリングを抜くのに使うギアプーラーキット
ベアリング&アウターレース圧入用ドライバー(各サイズの叩き道具)
などなど。。。
これらは何度も使うモノでも無く、中には無理すれば手持ちの工具で「荒技」代用可能なモノもあることは他のバイクでも確認できています。しかし、バイク毎に個体差のある各パーツのフィッティングのわずかな違いや隙間の幅の違いで、あっさり作業不可能になることもあり、実車ボンネビルのステム回りの状態を未確認なのと、この作業だけは「失敗なし」な確実な方法でやりたかったので、ネットで手頃な値段&評判のバランスを考慮してポチッとしました。これからも20000km毎に使えるし、今後も「はじめましてdeピットイン」開催時にも、みんなに使ってもらえます。ちゃんと作業できることは大事なことです。その経験を経て、「専用工具じゃなくても、こんな方法もあるぜよ」と自己流を見いだしたいと思います。でもですね、専用工具を使っても「うまくいかない」ってことも多々あるわけです。
今日帰宅したら、全部届いているかな。。。
さてさて、役者は揃いました。
いつ、ベアリング総とっかえ!の作業ができるのでしょう・・・・。
今週末、やれるのかどうかも未定です。。。。
追記:ステムのベアリングは、ハンドルやフォークをユサユサしてみてガタを感じたり、高速走行や手放し運転でハンドリングに不快な振動が出たり、フツーの交差点でなんとなく「曲がりにくい」とか、信号停車直前にステムヘッドから「カツン」とか鳴ったりすると、それはグリス切れやアウターレース凹みなどのサインですね。それでバイクが突然ぶっ壊れることはありませんが、バイクの重要な間接機構なので、長く良い状態を保ち乗り続けたいバイクなら尚のこと、定期検診&必要治療は大切だと思います。ベアリングをチェックして、アウターレースに打痕や破損が無くベアリングもちゃんと回るようであれば、いきなり交換じゃなくグリスアップだけでも効果ありだと思います。作業はかなり面倒なので、セルフメンテナンスではなく、信頼できるショップに見てもらうのも確実な方法ですね。
大事なのは作業そのものではなく、その作業で得る安全と効果です。。。。
セルフ作業はあくまで「楽しみ」「次の為の経験」でしかないです(笑)
なんだか仕事がバタバタしてきました。
今もオフィスで息詰まってのブログアップです(笑)
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